【2025年最新】Windows 11でWi-Fiが表示されない?原因と解決策を徹底解説

Windows 11を搭載したパソコンで、これまで問題なく使えていたWi-Fiのアイコンがタスクバーから消えてしまい、インターネットに接続できず困っていませんか?急にインターネットが使えなくなると、仕事や調べ物ができず非常に不便ですよね。

ご安心ください。この記事では、Windows 11でWi-Fiが表示されなくなった場合に考えられる原因と、初心者の方でも簡単に試せる具体的な解決策を、分かりやすく順番に解説していきます。

多くの場合、この問題は複雑な故障ではなく、簡単な設定の見直しで解決できます。主な原因は、「機内モード」が意図せずオンになっているか、Wi-Fi機能自体が無効になっている可能性が高いです。まずは落ち着いて、一つずつ確認していきましょう。

原因1:機内モードがオンになっている

原因の解説

機内モードは、航空機内などでパソコンのすべてのワイヤレス通信(Wi-Fi、Bluetoothなど)を一度にオフにするための機能です。何かの拍子にこのモードがオンになってしまうと、Wi-Fiも無効になり、ネットワーク一覧が表示されなくなります。

具体的な解決手順

  1. タスクバーの右端にある、ネットワーク、音量、バッテリーのいずれかのアイコンをクリックし、「クイック設定」パネルを開きます。
  2. 「クイック設定」の中に「機内モード」のボタンがあります。このボタンが青色(オンの状態)になっていたら、クリックしてオフ(白色)にしてください。
  3. オフにすると、通常は自動的にWi-Fi機能がオンになり、利用可能なネットワークが表示されるようになります。

原因2:Wi-Fi機能が無効になっている

原因の解説

機内モードとは別に、Wi-Fi機能だけが個別にオフになっている可能性もあります。これも、設定画面から簡単に確認・修正できます。

具体的な解決手順

  1. スタートボタンを右クリックし、メニューから「設定」を選択します。
  2. 設定画面の左側メニューから「ネットワークとインターネット」を選びます。
  3. 画面上部に「Wi-Fi」の項目がありますので、その右側にあるスイッチが「オン」になっているか確認してください。 オフになっている場合は、クリックしてオンに切り替えます。
  4. それでも表示されない場合は、同じ「ネットワークとインターネット」の画面にある「ネットワークの詳細設定」をクリックし、「Wi-Fi」の項目が「有効」になっているか確認しましょう。もし「無効」になっていたら、有効に切り替えてください。

原因3:ネットワークアダプターのドライバーに問題がある

原因の解説

ネットワークアダプターは、パソコンがWi-Fiと通信するための重要な部品です。そして「ドライバー」は、その部品をWindows 11が正しく認識し、制御するためのソフトウェアです。このドライバーに一時的な不具合が生じたり、情報が古くなったりすると、Wi-Fi機能が正常に動作しなくなることがあります。

具体的な解決手順

ドライバーの問題を解決するには、まず「無効化して再度有効化する」という簡単な方法を試し、それでもダメなら「再インストール」を行います。

1. ドライバーの有効化/無効化

  1. スタートボタンを右クリックし、「デバイス マネージャー」を選択します。
  2. 一覧から「ネットワーク アダプター」の項目を見つけ、左側の「>」をクリックして展開します。
  3. 一覧の中に「Wi-Fi」や「Wireless」といった単語を含むアダプターがあります。それを右クリックし、「デバイスを無効にする」を選択します。
  4. 一度無効化されたことを確認したら、再度同じアダプターを右クリックし、今度は「デバイスを有効にする」を選択します。 これでドライバーがリフレッシュされ、問題が解決することがあります。

2. ドライバーの再インストール

  1. 上記の手順で「デバイス マネージャー」を開き、該当のネットワークアダプターを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
  2. 確認画面が表示されたら、そのまま「アンインストール」をクリックします。
  3. パソコンを再起動します。再起動すると、Windowsがハードウェアを自動的に検出し、適切なドライバーをインストールしてくれます。

それでも解決しない場合に試すこと

基本的な対策を試してもWi-Fiが表示されない場合は、以下の少し高度な方法を試してみてください。

  • ネットワーク設定のリセット:
    Windowsのネットワーク関連の設定をまとめて初期状態に戻す機能です。これにより、複雑な設定の問題が解決することがあります。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「ネットワークのリセット」の順に進み、「今すぐリセット」をクリックします。 リセット後はパソコンが自動的に再起動します。

  • Windows トラブルシューティングツールの実行:
    問題の診断と修復を自動で行ってくれる便利な機能です。「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング ツール」の順に進み、「インターネット接続」の横にある「実行する」ボタンを押してください。

  • BIOS/UEFI設定の確認:
    ごく稀に、パソコンの根幹を管理するBIOS/UEFI設定で無線LAN機能が無効になっている場合があります。パソコンの起動時に特定のキー(メーカーにより異なりますが、F2やDeleteキーなど)を押してBIOS/UEFI設定画面に入り、Wireless LANやWLANといった項目が「Enabled(有効)」になっているか確認してください。

まとめ

Windows 11でWi-Fiが表示されない問題に直面した際の、確認・解決の手順をまとめました。

  • まずは基本の確認: 最も多い原因は「機内モード」がオンになっていること、または「Wi-Fi設定」がオフになっていることです。クイック設定や設定アプリから確認しましょう。
  • ドライバーのリフレッシュ: 次に、デバイスマネージャーからネットワークアダプターのドライバーを無効化→有効化、または再インストールを試します。
  • 最終手段: それでも解決しない場合は、「ネットワークのリセット」や「トラブルシューティングツール」の実行が有効です。

この記事が、あなたのインターネット接続に関する問題を解決する一助となれば幸いです。落ち着いて一つずつ試してみてください。

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