macOS Sonomaでデスクトップにウィジェットが表示されない?5つの原因と解決策を解説

macOS Sonomaにアップデートしてから、デスクトップにウィジェットが表示されずお困りではありませんか?せっかくの便利な新機能を活用できないと、もどかしい気持ちになりますよね。

この記事では、macOS Sonomaでデスクトップにウィジェットが表示されない問題を解決するための、具体的な原因と対策を分かりやすく解説します。主な原因は「設定の見落とし」か「システムの一時的な不具合」の可能性が高いです。この記事を読めば、きっとあなたのMacでもウィジェットが使えるようになります。

原因1:デスクトップへのウィジェット表示設定がオフになっている

macOS Sonomaでは、ウィジェットをデスクトップに表示するかどうかを設定できます。この設定が意図せずオフになっていると、当然ウィジェットは表示されません。まずはここから確認してみましょう。

原因の解説
この設定は、ユーザーが作業に集中したい場合などに、一時的にウィジェットを非表示にするために用意されています。しかし、アップデートの際などに設定が変わってしまうことがあります。

具体的な解決手順

  1. 画面左上の「Appleメニュー」をクリックし、「システム設定」を選択します。
  2. サイドバーから「デスクトップとDock」をクリックします。
  3. 「ウィジェット」の項目までスクロールします。
  4. 「ウィジェットを表示」のスイッチがオンになっていることを確認します。もしオフになっていたら、クリックしてオンに切り替えてください。
  5. この設定項目には、「デスクトップに」と「ステージマネージャ使用時に」の2つのオプションがあります。ご自身の使い方に合わせて、両方またはどちらかをオンにしましょう。

原因2:表示したいウィジェットを追加していない

デスクトップへの表示設定がオンになっていても、肝心のウィジェットが一つも追加されていなければ、デスクトップには何も表示されません。

原因の解説
macOS Sonomaでは、ユーザーが自分で好きなウィジェットを選んでデスクトップに配置する必要があります。 これまでの通知センターでの表示とは異なり、デスクトップへの配置は手動で行います。

具体的な解決手順

  1. デスクトップの何もないところを右クリック(またはcontrolキーを押しながらクリック)します。
  2. 表示されたメニューから「ウィジェットを編集」を選択します。
  3. 画面下に「ウィジェットギャラリー」が表示されます。ここから、追加したいアプリのウィジェットを探します。
  4. 追加したいウィジェットを見つけたら、デスクトップの好きな場所へドラッグ&ドロップします。
  5. 配置が終わったら、右下の「完了」ボタンをクリックします。

原因3:ステージマネージャの設定が影響している

ステージマネージャを利用している場合、その設定がウィジェットの表示に影響を与えることがあります。

原因の解説
ステージマネージャは、ウィンドウを整理して作業に集中するための機能です。この機能の設定でデスクトップ上の項目(ウィジェットやファイルを含む)を非表示にしていると、ウィジェットも表示されなくなります。

具体的な解決手順

  1. 「システム設定」>「デスクトップとDock」を開きます。
  2. 「ステージマネージャ」の項目にある「カスタマイズ」ボタンをクリックします。
  3. 「デスクトップ項目」のスイッチがオンになっているか確認します。オフになっている場合は、オンに切り替えてください。

原因4:「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」機能がオフになっている

ウィンドウをたくさん開いている時に、一時的にウィジェットを確認したい場合があります。そのための機能が「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」ですが、これがオフだとウィジェットが見えにくくなることがあります。

原因の解説
この機能は、壁紙部分をクリックすると、開いている全てのウィンドウが画面の端に移動し、デスクトップ全体が表示されるものです。 これにより、ファイルやウィジェットに素早くアクセスできます。この設定が限定的になっていると、期待通りにウィジェットが表示されないと感じることがあります。

具体的な解決手順

  1. 「システム設定」>「デスクトップとDock」を開きます。
  2. 「デスクトップとステージマネージャ」のセクションにある「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」の設定を確認します。
  3. 「常に」に設定しておくと、どんな時でも壁紙をクリックすればウィジェットが表示されるようになります。

原因5:iPhoneウィジェットの連携がうまくいっていない

macOS Sonomaでは、Macにアプリをインストールしていなくても、同じApple IDでサインインしているiPhoneのウィジェットをデスクトップに表示できます。 この連携に問題があると、iPhoneのウィジェットが表示されません。

原因の解説
iPhoneのウィジェットをMacで利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。iPhoneのOSバージョンが古い、Wi-Fi接続が同じでない、などの理由で連携が失敗することがあります。

具体的な解決手順
以下の条件が満たされているか確認してください。

  • iPhoneがiOS 17以降にアップデートされていること。
  • MacとiPhoneで同じApple IDにサインインしていること。
  • MacとiPhoneが同じWi-Fiネットワークに接続されていること。
  • 「システム設定」>「デスクトップとDock」で「iPhoneウィジェットを使用」がオンになっていること。

それでも解決しない場合に試すこと

上記の基本的な対策で問題が解決しない場合は、以下の少し発展的な方法を試してみてください。

  • Macを再起動する: 最もシンプルで効果的な解決策の一つです。システムの一時的な不具合が解消されることがあります。
  • macOSを最新バージョンにアップデートする: 現在のOSにバグがある場合、アップデートによって修正される可能性があります。 「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から確認できます。
  • セーフモードで起動する: Macをセーフモードで起動すると、キャッシュがクリアされ、問題が解決することがあります。

まとめ

macOS Sonomaでデスクトップにウィジェットが表示されない問題について、解決策を解説しました。最後に要点をまとめます。

  • 設定の確認: まずは「システム設定」の「デスクトップとDock」で、ウィジェットの表示設定がオンになっているか確認しましょう。
  • ウィジェットの追加: ウィジェットギャラリーから、表示したいウィジェットをデスクトップに手動で追加する必要があります。
  • **再起動とアップデート:**基本的な設定を確認しても解決しない場合は、Macの再起動やOSのアップデートを試してみてください。

この記事が、あなたのMacの問題解決の一助となれば幸いです。快適なMacライフをお楽しみください!

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