【Windows 11】インストールしたアプリの一覧が表示されない?原因と5つの解決策を徹底解説!

Windows 11で「インストールしたはずのアプリが見つからない」「アプリの一覧が表示されない」といった問題で困っていませんか?アンインストールや設定の変更をしたいのに、肝心の一覧が出てこないと作業が進まずに不便ですよね。

この記事を読めば、その問題を解決するための具体的な手順がわかります。焦らず、一つひとつ試していきましょう。

主な原因は、システムの一時的な不具合か、「設定」アプリ自体の問題である可能性が高いです。この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、簡単なものから順番に解決策をご紹介します。

原因1:システムの一時的な不具合

原因の解説
Windowsは複雑なシステムのため、長時間使用していると一時的な不具合が発生し、アプリの一覧が正常に読み込めなくなることがあります。多くの場合、パソコンを再起動するだけで問題が解消されます。

具体的な解決手順
最も簡単で基本的な対処法です。まずはパソコンの再起動を試してみてください。

  1. 画面左下の「スタートボタン」をクリックします。
  2. 表示されたメニューの右下にある「電源」アイコンをクリックします。
  3. 「再起動」を選択します。

パソコンが再起動したら、再度アプリの一覧が表示されるか確認してみてください。

原因2:「設定」アプリの不具合

原因の解説
Windows 11では、「設定」アプリを通じてインストール済みアプリの一覧を管理しています。この「設定」アプリ自体に何らかの問題が発生していると、アプリの一覧が正しく表示されなくなることがあります。

具体的な解決手順
「設定」アプリには、問題を解決するための「修復」と「リセット」という機能が用意されています。まずは影響の少ない「修復」から試し、それでも改善しない場合に「リセット」を実行しましょう。

  1. 「スタートボタン」を右クリックし、表示されたメニューから「インストールされているアプリ」または「アプリと機能」を選択します。
  2. アプリの一覧が表示される画面(表示されていなくても進めてください)の右上にある「…」や、下へスクロールして「設定」を探し、「詳細オプション」をクリックします。
  3. まず、「修復」ボタンをクリックします。処理が完了したら、問題が解決したか確認します。
  4. 「修復」で改善しない場合は、同じ画面にある「リセット」ボタンをクリックします。リセットを行うとアプリのデータが削除される可能性がありますが、「設定」アプリの場合はリセットしても大きな影響はありません。

原因3:Windows Updateが最新ではない

原因の解説
お使いのWindows 11が最新の状態でない場合、既知の不具合が修正されておらず、アプリ一覧の表示に問題が出ることがあります。Microsoftは定期的にシステムの安定性を向上させるための更新プログラムを提供しています。

具体的な解決手順
Windows Updateを実行し、システムを最新の状態に保ちましょう。

  1. 「スタートボタン」をクリックし、「設定」を選択します。
  2. 左側のメニューから「Windows Update」をクリックします。
  3. 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
  4. 利用可能な更新プログラムがある場合は、ダウンロードとインストールを実行してください。完了後、パソコンの再起動が求められる場合があります。

原因4:システムファイルの破損

原因の解説
Windowsを動作させるための重要な「システムファイル」が何らかの原因で破損していると、OSの基本的な機能に影響を及ぼし、アプリの一覧が表示されないといった問題を引き起こすことがあります。

具体的な解決手順
Windowsには、システムファイルをチェックして修復するための「システムファイルチェッカー」というツールが標準で備わっています。

  1. 「スタートボタン」を右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
  2. 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
  3. 黒い画面(ターミナル)が表示されたら、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
  4. システムのスキャンが開始されます。完了するまで数分かかることがありますので、そのまま待ちます。
  5. スキャン完了後、「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されれば問題ありません。「破損したファイルを検出し、正常に修復しました。」と表示された場合は、修復が完了しています。パソコンを再起動して、アプリ一覧が表示されるか確認しましょう。

それでも解決しない場合に試すこと

上記の基本的な対策で問題が解決しない場合、以下の少し高度な方法を試してみてください。

  • 新しいローカルアカウントを作成する: 現在使用しているユーザープロファイルが破損している可能性が考えられます。新しい管理者アカウントを作成し、そちらでサインインしてアプリの一覧が表示されるか確認してみてください。もし表示されれば、元のプロファイルに問題があったと切り分けられます。

  • システムの復元を実行する: 事前にシステムの復元ポイントが作成されている場合、問題が発生する前の時点にパソコンの状態を戻すことで、症状が改善する可能性があります。ただし、復元ポイント以降にインストールしたアプリや作成したファイルは消えてしまうため、実行前には必ず重要なデータのバックアップを取ってください。

  • DISMコマンドを実行する: システムファイルチェッカー(SFC)で問題が修復できない場合、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」というコマンドを実行することで、修復用のシステムイメージ自体を正常な状態に戻せる場合があります。 SFCを実行する前にこのコマンドを試すことも有効です。


まとめ

最後に、この記事の要点を3つにまとめます。

  • まずはPCの再起動: アプリ一覧が表示されない問題の多くは、一時的な不具合が原因であり、再起動で解決することがあります。
  • 「設定」アプリの修復・リセット: 問題の原因が「設定」アプリ自体にある場合、修復やリセット機能で正常に戻る可能性があります。
  • システムメンテナンスも重要: Windows UpdateでOSを最新に保ち、システムファイルチェッカーで破損ファイルを修復することも有効な解決策です。

この記事が、あなたの問題を解決する一助となれば幸いです。

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