Windows 11のタスクマネージャーでGPU(グラフィックボード)の温度が表示されず、お困りではありませんか?パソコンの安定動作のためにGPUの温度管理は重要ですが、いざ確認しようとしたときに表示されていないと不安になりますよね。
この記事では、Windows 11のタスクマネージャーでGPUの温度が表示されない原因と、初心者の方でも分かりやすい具体的な解決策を解説します。主な原因はグラフィックドライバーの問題か、Windowsのシステム要件を満たしていない可能性が高いです。
原因1:グラフィックドライバーが古い・破損している
原因の解説
タスクマネージャーがGPUの温度情報を取得するためには、正常に動作する最新のグラフィックドライバーが必要です。ドライバーが古かったり、何らかの原因で破損していたりすると、GPUの情報を正しくOSに伝えることができず、温度が表示されなくなります。
具体的な解決手順
グラフィックドライバーを最新の状態に更新することで、問題が解決する場合があります。更新にはいくつかの方法がありますが、ここでは代表的な2つの方法をご紹介します。
方法1:デバイスマネージャーから更新する
- スタートボタンを右クリックし、メニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「ディスプレイ アダプター」の項目をダブルクリックして展開します。
- お使いのGPU名(例: NVIDIA GeForce RTX 4070, AMD Radeon RX 7800 XTなど)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。
- 画面の指示に従い、更新を完了させます。もし更新が見つかった場合は、パソコンの再起動が求められることがあります。
方法2:GPUメーカーの公式サイトから更新する
より確実に最新のドライバーをインストールするために、NVIDIA、AMD、Intelといった各GPUメーカーの公式サイトから直接ダウンロードする方法がおすすめです。
- NVIDIA: GeForceドライバー
- AMD: AMDドライバー&サポート
- Intel: インテル® ドライバー & サポート・アシスタント
公式サイトにアクセスし、お使いのGPUモデルとOS(Windows 11)を選択して、最新のドライバーをダウンロード・インストールしてください。
原因2:GPUが温度表示のシステム要件を満たしていない
原因の解説
タスクマネージャーでGPUの温度を表示するには、グラフィックドライバーが「WDDM(Windows Display Driver Model)」という仕組みのバージョン2.4以上に対応している必要があります。お使いのGPUやドライバーがこのバージョンに対応していない場合、温度は表示されません。
具体的な解決手順
お使いのパソコンがWDDM 2.4以上に対応しているかを確認してみましょう。
- キーボードの
Windows
キー +R
キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。 - 入力欄に
dxdiag
と入力し、「OK」をクリックします。 - 「DirectX 診断ツール」が起動したら、「ディスプレイ」タブをクリックします。
- 右側の「ドライバー」欄にある「ドライバー モデル」を確認します。ここのバージョンが「WDDM 2.4」以上であれば要件を満たしています。
もしバージョンが2.4未満の場合は、お使いのGPUが古いモデルである可能性があります。その場合は、後述する「それでも解決しない場合」で紹介する方法をお試しください。
原因3:Windows Updateが最新ではない
原因の解説
Windows Updateには、システムの安定性向上や新機能の追加だけでなく、各種ドライバーの更新プログラムが含まれていることがあります。OSが古い状態だと、GPUの性能を最大限に引き出すための機能が利用できず、温度表示に影響が出ることがあります。
具体的な解決手順
Windowsを最新の状態に保つことで、問題が解決する可能性があります。
- スタートボタンをクリックし、「設定」を開きます。
- 左側のメニューから「Windows Update」を選択します。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能な更新があればすべてインストールしてください。特に「オプションの更新プログラム」の中にグラフィックドライバー関連の更新が含まれていることがあります。
それでも解決しない場合
上記の基本的な対策を試してもGPU温度が表示されない場合は、以下の方法を試してみてください。
- システムファイルチェッカーを実行する: Windowsのシステムファイルが破損している可能性も考えられます。管理者としてコマンドプロンプトを起動し、
sfc /scannow
コマンドを実行することで、システムファイルをスキャンし修復を試みることができます。 - 専用のモニタリングソフトを利用する: タスクマネージャーに表示されなくても、GPUの温度を確認する方法は他にもあります。「HWMonitor」や「GPU-Z」といった無料の専用ソフトウェアを使えば、GPU温度だけでなく、より詳細な情報をリアルタイムで確認することができます。
- ドライバーを再インストールする: 一度グラフィックドライバーを完全にアンインストールしてから、再度クリーンインストールすることで、ドライバーの不具合が解消される場合があります。
まとめ
この記事で解説した、タスクマネージャーにGPU温度が表示されない問題のポイントを3つにまとめます。
- まずはグラフィックドライバーを最新の状態に更新してみましょう。
- Windows Updateを適用して、OSを常に最新の状態に保つことが重要です。
- ドライバーやOSを更新しても解決しない場合は、お使いのGPUがWDDM 2.4以上に対応しているか確認し、必要であれば専用のモニタリングソフトの利用も検討しましょう。
この記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。
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