【解決】Webサイトが表示されない!初心者でも分かる5つの原因と対処法

特定のWebサイトが表示されなくて困っていませんか?「さっきまで見れていたのに、急に真っ白になった」「ぐるぐるマークが出たまま動かない」など、症状はさまざまです。

この記事を読めば、Webサイトが表示されないときの主な原因と、ご自身でできる解決策が分かります。多くの場合、原因は「ご利用のインターネット環境」か「ブラウザの一時的な不具合」の可能性が高いです。落ち着いて一つずつ確認していきましょう。

原因1:インターネット接続に問題がある

まず最初に確認したいのが、お使いのパソコンやスマートフォンが正常にインターネットに接続されているかです。

原因の解説
単純ですが、意外と見落としがちなのがインターネット接続の問題です。Wi-Fiルーターの一時的な不具合や、LANケーブルが抜けているなど、物理的な問題が原因の場合があります。

具体的な解決手順

  1. 他のサイトが見れるか確認する: GoogleやYahoo!など、いつも見ている他のWebサイトが正常に表示されるか試してみましょう。もし他のサイトも見れない場合は、お使いのインターネット環境に問題がある可能性が高いです。
  2. Wi-Fiルーターを再起動する: 一度Wi-Fiルーターの電源ケーブルを抜き、1分ほど待ってから再度差し込んでみてください。 再起動することで、ルーター内部の熱が放出されたり、一時的な不具合が解消されたりすることがあります。
  3. LANケーブルを確認する: 有線で接続している場合は、LANケーブルがパソコンとルーターにしっかりと差し込まれているか確認しましょう。

原因2:ブラウザのキャッシュが影響している

インターネットに問題がない場合、次に試したいのがブラウザのキャッシュクリアです。

原因の解説
ブラウザは、一度表示したWebサイトの情報を「キャッシュ」として一時的に保存しています。 これにより、次回同じサイトを開くときに素早く表示できるのですが、このキャッシュが古くなったり破損したりすると、サイトが正しく表示されなくなることがあります。

具体的な解決手順
お使いのブラウザに合わせて、以下の手順でキャッシュをクリアしてみてください。

  • Google Chrome の場合:

    1. 右上のメニュー(︙)から「閲覧履歴を消去」を選択します。
    2. 「期間」を「全期間」に設定します。
    3. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、「データを削除」をクリックします。
  • Microsoft Edge の場合:

    1. 右上のメニュー(・・・)から「設定」を選択します。
    2. 「プライバシー、検索、サービス」を選び、「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリックします。
    3. 「時間の範囲」を「すべての期間」にし、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「今すぐクリア」をクリックします。
  • Safari (Mac) の場合:

    1. メニューバーの「Safari」から「設定」を選択します。
    2. 「詳細」タブを開き、「メニューバーに"開発"メニューを表示」にチェックを入れます。
    3. メニューバーに表示された「開発」から「キャッシュを空にする」を選択します。

原因3:別のブラウザやデバイスで試してみる

特定のブラウザだけで問題が起きている可能性もあります。

原因の解説
普段使っているブラウザ自体に一時的な不具合が発生している、あるいは拡張機能(アドオン)などが影響している可能性も考えられます。

具体的な解決手順

  1. 別のブラウザでアクセスする: Google Chromeで問題が起きているならMicrosoft Edgeで、あるいはその逆で試すなど、別のブラウザで同じサイトを開いてみてください。
  2. 別のデバイスでアクセスする: もし可能であれば、スマートフォンやタブレットなど、別の端末で同じサイトが表示されるか確認してみましょう。

これで問題なく表示される場合は、普段お使いのブラウザやデバイスに何らかの問題がある可能性が高いと切り分けができます。

原因4:DNSキャッシュが古い情報を参照している

少し専門的になりますが、「DNSキャッシュ」が原因の場合もあります。

原因の解説
DNSは、Webサイトのドメイン名(例:google.com)を、コンピュータが理解できるIPアドレス(例:172.217.25.206)に変換する仕組みです。この変換情報を一時的に保存しておくのが「DNSキャッシュ」ですが、この情報が古いままだと、サイトにアクセスできなくなることがあります。

具体的な解決手順
お使いのOSに合わせて、DNSキャッシュの削除(フラッシュ)を試してみてください。

  • Windows の場合:

    1. スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell (管理者)」または「コマンドプロンプト (管理者)」を選択します。
    2. 黒い画面が表示されたら、「ipconfig /flushdns」と入力し、Enterキーを押します。
    3. 「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されれば完了です。
  • Mac の場合:

    1. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」の中にある「ターミナル」を起動します。
    2. お使いのmacOSのバージョンによってコマンドが異なりますが、多くのバージョンでは「sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder」と入力し、Enterキーを押します。
    3. パスワードの入力を求められたら、パソコンのログインパスワードを入力してEnterキーを押してください。

原因5:セキュリティソフトが通信をブロックしている

セキュリティ意識の高さから、セキュリティソフトが特定のサイトへのアクセスを誤ってブロックしてしまうことがあります。

原因の解説
ウイルス対策ソフトやファイアウォールは、パソコンを脅威から守るために通信を監視しています。しかし、その安全機能が過剰に働き、問題のないサイトまでブロックしてしまうケースがあります。

具体的な解決手順

  1. 一時的に無効にしてみる: お使いのセキュリティソフトの機能を一時的に無効にしてから、再度サイトにアクセスしてみてください。
  2. 設定を確認する: もし無効にして表示された場合は、セキュリティソフトの設定を見直し、特定のサイトを「例外」や「許可リスト」に追加するなどの対応が必要です。

注意: セキュリティソフトを無効にしている間は、パソコンが無防備な状態になります。 確認が終わったら、必ず元の設定に戻すようにしてください。

それでも解決しない場合に試すこと

上記の基本的な対策で解決しない場合は、以下の点も確認してみてください。

  • パソコンやスマートフォンを再起動する: 最も簡単で、多くの不具合をリセットできる可能性がある方法です。
  • サイト側の障害情報を確認する: 特定のサイトだけが見れない場合、そのサイト自体でサーバーダウンなどの障害が発生している可能性があります。 企業の公式サイトや公式SNSアカウントなどで、障害情報がアナウンスされていないか確認してみましょう。
  • 時間を置いてから再度アクセスする: サイトへのアクセスが集中している場合、一時的に表示されにくくなることがあります。 少し時間を置いてから、もう一度試してみてください。

まとめ

Webサイトが表示されないというトラブルに見舞われた際の、確認ポイントをまとめます。

  • まずは落ち着いて、インターネット接続が正常かどうかを確認しましょう。
  • 次に、ブラウザに溜まった古いデータ(キャッシュ)を削除してみましょう。
  • それでもだめな場合は、別のブラウザや端末で試して、問題がどこにあるのかを切り分けましょう。

これらの手順を一つずつ試すことで、多くの場合は解決に向かうはずです。この記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。

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