iRobot Homeアプリで、ルンバに入ってほしくない場所を指定する「進入禁止エリア」が設定できず、お困りではありませんか?せっかくの便利な機能が使えないと、困ってしまいますよね。
この記事では、iRobot Homeアプリで進入禁止エリアが表示されない、設定できないといった問題の原因と、初心者の方でも分かりやすい具体的な解決策を解説します。
主な原因は、スマートマップの作成が完了していないか、アプリの一時的な不具合の可能性が高いです。一つずつ確認していきましょう。
原因1:スマートマップが完成していない
進入禁止エリア機能は、ルンバがお部屋の間取りを学習して作成する「スマートマップ」を基に動作します。 そのため、このスマートマップがまだ完成していない、あるいは100%になっていない状態では、進入禁止エリアを設定する項目自体が表示されません。
原因の解説
スマートマップは、ルンバが清掃や「マッピングラン」を数回繰り返すことで、家の間取りを正確に学習し、完成します。 この学習が完了していないと、アプリはどこに進入禁止エリアを設定して良いか判断できないため、機能が有効にならないのです。
具体的な解決手順
- マッピングを完了させる: iRobot Homeアプリを開き、スマートマップの学習が100%完了しているか確認してください。完了していない場合は、ルンバに清掃、または「マッピングラン」(清掃を行わず地図作成に専念するモード)を数回実行させましょう。 目安として3〜5回の走行が必要です。
- マップを確認する: マッピングが完了したら、アプリのホーム画面にあるマップのアイコンをタップし、スマートマップが表示されるか確認します。
- エリア設定へ進む: マップが表示されたら、画面下部にある「エリア」をタップし、「進入禁止エリア」が選択できるか確認してください。
原因2:お使いのルンバが進入禁止エリア機能に非対応
すべてのルンバで進入禁止エリア機能が使えるわけではありません。この機能は、Imprint™ スマートマッピングという高度な地図作成技術を搭載した特定のモデルでのみ利用可能です。
原因の解説
古いモデルや一部のモデルでは、アプリ上で進入禁止エリアを設定する機能自体が搭載されていません。その場合、オプション品である「デュアルバーチャルウォール」という物理的な機器を使って、見えない壁を作り出し、ルンバの侵入を防ぐ必要があります。
具体的な解決手順
- 対応機種を確認する: お手持ちのルンバが、sシリーズ、jシリーズ、iシリーズ、またはブラーバ ジェット m6などのスマートマッピング対応機種か確認してください。
- 非対応機種の場合: 対応していない機種をお使いの場合は、「デュアルバーチャルウォール」の利用を検討しましょう。 これを使えば、玄関やペットの水飲み場など、ルンバに入ってほしくない場所の前に置くだけで、進入を防ぐことができます。
原因3:アプリやルンバ本体の一時的な不具合
スマートマップも完成しており、対応機種のはずなのに進入禁止エリアが表示されない場合、アプリやルンバ本体のソフトウェアに一時的な不具合が生じている可能性があります。
原因の解説
スマートフォンアプリや家電製品は、長時間使用していると、内部で予期せぬエラーが発生することがあります。多くの場合、再起動することで内部の状態がリセットされ、問題が解決します。
具体的な解決手順
- iRobot Homeアプリの再起動: まずは、iRobot Homeアプリを完全に終了させてから、再度起動してみてください。
- スマートフォンの再起動: アプリの再起動で改善しない場合は、お使いのスマートフォン本体を再起動してみましょう。
- ルンバ本体の再起動: それでも解決しない場合は、ルンバ本体の再起動を試します。多くの機種では、本体の「CLEAN」ボタンを長押しすることで再起動できます。詳しくは、お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。
それでも解決しない場合に試すこと
上記の基本的な対策で解決しない場合は、以下の少し発展的な方法を試してみてください。
- iRobot Homeアプリのアップデート: アプリが古いバージョンのままだと、不具合の原因になることがあります。App StoreやGoogle Playで、アプリが最新の状態になっているか確認し、必要であればアップデートしてください。
- スマートマップの更新: 清掃履歴の中に、実際の間取りに近い綺麗なマップがあれば、その履歴からスマートマップを更新することができます。 アプリの「履歴」から該当する清掃結果を選び、右上のメニューから「スマートマップを更新する」を選択してみてください。
- スマートマップの再作成: どうしてもマップの調子が悪い場合は、一度現在のスマートマップを削除し、最初から作り直すことで解決する場合があります。ただし、部屋の境界線や名前などの設定もリセットされるため、最終手段として考えましょう。
まとめ
最後に、今回の記事の要点を3つにまとめます。
- スマートマップの完成を確認: 進入禁止エリアは、スマートマップが100%完成しないと表示されません。まずはマッピングを完了させましょう。
- 対応機種かを確認: お使いのルンバが、アプリでの進入禁止エリア設定に対応しているか確認しましょう。
- 再起動を試す: マップや機種に問題がない場合、アプリ、スマートフォン、ルンバ本体の順に再起動を試してみましょう。
この記事が、あなたの快適なルンバライフの一助となれば幸いです。
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