macOS Sequoiaにアップデートしたのに、楽しみにしていた計算機の新機能「Math Notes」が見つからず、お困りではありませんか?「どこにも表示されない…」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。この記事を読めば、その問題は解決できます。主な原因は、Math Notesが「計算機」アプリの機能ではなく「メモ」アプリの機能であるという誤解か、OSやアプリの設定にある可能性が高いです。
これから、原因ごとの詳しい対策を一つずつ丁寧に解説していきます。
原因1:Math Notesは「メモ」アプリの機能です
多くの方が勘違いしやすいのですが、実は「Math Notes」は計算機アプリの中に追加された画面やモードのことではありません。これは**「メモ」アプリで数式をタイプすると自動で計算してくれる新機能**なのです。
計算機アプリには、このメモアプリのMath Notes機能を直接呼び出すための連携機能が追加されています。
具体的な解決手順:
Math Notesを使う方法は2通りあります。
1. 「メモ」アプリで直接使う方法
一番簡単な方法です。特別な設定は必要ありません。
- 「メモ」アプリを起動します。
- 新規メモまたは既存のメモを開きます。
- 「250*4=」のように、計算したい数式と「=」を入力します。
- 自動的に計算結果が表示されます。
2. 「計算機」アプリから連携して使う方法
計算機を使っている流れで、より複雑な計算をメモしたい場合に便利です。
- 「計算機」アプリを起動します。
- 画面上部のメニューバーから「表示」をクリックします。
- 「Math Notes」を選択します(またはキーボードで
Command + Option + M
を押します)。 - 「メモ」アプリが起動し、「Math Notes」という名前の専用フォルダが作成され、新しいメモが開きます。
- あとは、そのメモに数式を書き込んでいくだけです。
原因2:macOSのバージョンが古い
Math Notesは、macOS Sequoiaで導入された新機能です。お使いのMacのOSがSequoiaより古いバージョンの場合、この機能は利用できません。また、Sequoiaの中でも、最新のアップデートを適用することで問題が解決する場合があります。
具体的な解決手順:
- 画面左上のAppleメニューをクリックし、「システム設定」を開きます。
- 左側のメニューから「一般」を選択します。
- 「ソフトウェアアップデート」をクリックします。
- 利用可能なアップデートがあれば、画面の指示に従ってインストールしてください。
原因3:「メモ」アプリの設定で機能がオフになっている
Math Notesの計算機能は、「メモ」アプリの設定で無効になっている可能性があります。もし数式を入力しても何も起こらない場合は、この設定を確認してみてください。
具体的な解決手順:
- 「メモ」アプリを起動している状態で、画面上部のメニューバーから「フォーマット」をクリックします。
- 「Math Results」にカーソルを合わせます。
- 「オフ」にチェックが入っている場合は、「結果を提案」または「結果を挿入」のどちらかを選択してください。
- 結果を提案: 「=」を入力すると、答えが候補として表示され、Returnキーで確定できます。
- 結果を挿入: 「=」を入力すると、即座に答えがメモに書き込まれます。
それでも解決しない場合に試すこと
上記の基本的な対策で解決しない場合は、以下の方法を試してみてください。
- Macを再起動する: 一時的なシステムの不具合が原因の場合、Macを再起動するだけで問題が解決することがあります。
- セーフモードで起動する: Macをセーフモードで起動すると、問題の原因が特定のソフトウェアにあるかどうかを切り分けるのに役立ちます。
- 新規ユーザーアカウントを作成する: 新しいユーザーアカウントを作成し、そちらでMath Notesが正常に動作するか確認します。もし新しいアカウントで問題がなければ、元のアカウントの設定ファイルなどに問題がある可能性があります。
まとめ
最後に、この記事の要点を3つにまとめます。
- Math Notesは「計算機」ではなく**「メモ」アプリの新機能**です。
- 計算機アプリからは、メニューの「表示」>「Math Notes」で連携して呼び出すことができます。
- 問題が解決しない場合は、macOSのバージョンとメモアプリの「フォーマット」メニュー内の設定を確認しましょう。
この記事が、あなたの問題解決の手助けとなれば幸いです。快適なMacライフをお楽しみください。
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